朝刊(4/24):大谷1号、野手で10試合連続安打&4試合連続打点
「去年も(相手打者が)高めを攻められているのは見ていたし、膝元のスライダーか、どっちかだと思った」。究極の2択。絞ったのはスライダー。思いっきり、外れた。向かってきたのは、145キロの高め直球。それでもバットの軌道は、投球と交錯した。衝撃音を残し、左中間スタンドへの先制1号アーチとなった。
得意の変化球で鬼門を切り抜けた。デビュー戦から3試合連続で失点が続いていた立ち上がり。1回1死から今宮に中前打を許したが、内川をスライダーで空振り三振。李大浩はフォークで三ゴロに抑えた。すんなりと試合に入れたことで、味方打線にもリズムを生んだ。
「大きかったね、あの1発は。ほめたくないけど、よく打ったよね」。
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捕 手の鶴岡が地面に片膝をついて構えるほど高めの145キロの「悪球」を強振し、左中間席まで運んだ。二刀流2年目。昨季は初アーチまで92打席を要した が、今季はこれが47打席目。「本当はもっと早く出ていればよかったけれども...」と自分では遅いと振り返るが、その打撃内容は濃い。
浦野"3度目の正直"でプロ初勝利 長嶋氏が予言「いい投手になる」
2年前の都市対抗。浦野のこの日の姿を予言したのが、巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(78)だった。浦野が先発した日本通運戦を観戦。「これはいい投手になるぞ。球に切れがあるし、コントロールもいい」。その言葉はプロ入りへの後押しとなり、2年後の東京ドームで現実となった。
日本ハム―ソフトバンクは9本塁打(日5、ソ4)が飛び交う乱打戦となった。両軍合計9本塁打は、10年6月29日の巨人―広島(巨8、広1)以来。パ同士の試合では05年8月13日のロッテ―オリックス(ロ7、オ4)の11本以来9年ぶりだった。
【日本ハム】大谷、1号!野手12戦47打席目「うまく反応できた」
初回2死。寺原の145キロ高め直球を振り抜いた。今季1号ソロ。野手12試合目、47打席目での一発に、「うまく反応できた。芯から少し外れたくらい。初回に点を取れてよかった」。野手出場では10試合連続安打&4試合連続打点となる一打にもなり、チームに先取点をもたらした。
浦野は「もっと直球を磨かないといけない。コーナーに投げること、腕を振ることを意識してやっていきたい」と反省したが、栗山監督は「立ち上がりがうまくいった。1つ勝つと落ち着くのではないか」と満足そうだった。将来のエース候補は、大谷や上沢だけではない。
野手として出場した試合は10戦連続安打となり「(本塁打は)スライダーを待っていたが、高めの直球にうまく反応することができた」と納得の表情だった。
■4/23 9:45更新
先発8番手からスタートした今季、最初のチャンスは木佐貫のインフルエンザ感染でつかんだものだった。それが気づけば、試合をつくれる投手として足場を固めている。次回登板は中6日で30日の西武戦(西武ドーム)が濃厚だ。ウイニングボールは、静岡の両親に送るという。日本ハムのルーキー一番星が、きらめきを増している。
■4/23 11:00更新
25日からのロッテ3連戦(札幌ドーム)は、登板予定があるため投手調整に入る。23日ソフトバンク戦(東京ドーム)で今季初本塁打を放ったばかりだが「疲れはないです。ピッチング(練習)をしっかりして、1試合1試合頑張りたいです」と意気込んでいた。
11年10月18日西武戦(西武ドーム)から311試合連続、昨季まで2年連続で全試合先発出場の記録がストップしたが、長いシーズンを見据えて大事を取った。
日本ハムの新外国人アンソニー・カーター投手(28=パドレス3A)が明日25日のイースタン・リーグ巨人戦(ジャイアンツ)で日本デビューすることが内定した。
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