夕刊(5/4):序盤に大谷を援護、逃げ切って5連勝、5割復帰!
札幌ドームでのオリックス9回戦、先発大谷が4回まで3安打無失点で切り抜け、打線も援護して5-0とリードしました。
5回に3点、7回に1点を失いましたが、クロッタ、宮西、増井とつないで逃げ切り、今季初の5連勝&同一カード3連勝で勝率を5割に戻しました。順位も3位に上がっています。
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日本ハム大谷は6回2/3を4失点で3勝目。継投策で逃げ切り今季初の5連勝、同一カード3連勝を飾り、勝率を5割に戻した。
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3日はブルペンで約20球の最終調整。プロ初黒星を喫した前回とは違い、登板間に2度ブルペン入りした。「結果抑えられれば今回(の調整)の方がよかった、となるだろうし、それは特に変わらない。1人1人抑えていきたい」と緊張感を漂わせた。
日本ハム栗山英樹監督(53)は試合前「子どものころ、プロ野球って遠かった。いまこうやってユニホームを着させてもらってるのは幸せなこと」と、感慨深そうに話した。先発は期待をかける大谷。「こういう日に翔平っていうのも(縁を感じる)ね。しまった、打席にも立たせればよかったか」と笑っていた。
日本ハム打線が鮮やかな先制攻撃で、3勝目を狙う先発の大谷を強力援護した。まずは1回2死一、二塁で佐藤賢治外野手(25)が右中間を破る先制2点三塁打。オリックスの1位ルーキー吉田一の立ち上がりを突いた。
この日は4月30日西武戦から4試合ぶりにスタメン入り。1回1死で左中間を破る二塁打で先制点をアシスト。2回1死二塁では中前適時打で、4月23日ソフトバンク戦の本塁打以来の9試合ぶりの打点を挙げた。
5点リードの5回に3連打で3失点し「胸を張れる投球じゃない。今日はいい打線といい守備に助けられました」と納得はしていないが、最速156キロの直球を中心に組み立て、試合をまとめた。ゴールデンウイーク企画として、こどもから受けたヒーローインタビューでは「日本一になれるように頑張ります」と宣言していた。
勝率5割にも復帰し「もう1度、開幕できる。全員で戦っている。足し算で全員で戦わないと勝てない」と一丸での白星に、上位を追う手応えをにじませていた。
渾身のストレートはミットを大きくそれてしまい「右打者なら直撃していましたね...あぶねー」と大焦り。「ただただ暴投してしまって悔しいです。集中力が、まるでなかった」と大舞台慣れしているスターも、初体験には上がりまくりだった。
ともにアディダス社と契約する西川から贈られた特製グラブ、リストバンドを身に付け「めちゃくちゃうれしい。今度ユニホームを交換する約束をしましたよ」と興奮気味に話した。
先発の大谷は5回2死一、二塁から平野恵に中前適時打、さらに安達にも右中間への三塁打を浴びて、この回計3失点。7回2死三塁で降板後、クロッタが暴投で1点を失い、1点差に迫られたが、継投で逃げ切った。大谷は6回2/3を7安打4失点で3勝目。
大谷、粘投3勝目!子供インタビューに苦笑も...スタンド大喝采
試合後のヒーローインタビューでは、チビっ子インタビュアーに「ナイスピッチング!」と上から目線?で声を掛けられ苦笑い。それでも「ピッチャーをやって、すぐ次の日に野手をやっても疲れないんですか?」という子供らしい質問に「これだけのファンが入ってくれているので力になります」と機転を利かせた回答でスタンドの大喝采を浴びていた。
栗山監督 5割復帰、3位タイ浮上に「もう一回開幕できるという思い」
日本ハムは4回までの5点のリードを何とか守った。打線は5回以降無安打に終わったが、5―4の9回2死一塁で代打川端の一、二塁間を抜けそうな当たりを中島が好捕し、三塁を狙った鉄平を刺す好判断で辛くも逃げ切った。
5試合目で1年目の昨季に並ぶ3勝目。「今までは(勝ちを)付けてもらった感じ。完投や完封ができたら自信もついてくる」と貪欲に上を目指していく。
日本ハムは初回、2死一、二塁から佐藤賢が右中間へ2点適時三塁打を放ち先制。さらにミランダの適時打でこの回3点を奪った。二、四回にはともに大引の適時打で追加点を挙げた。
前回同様中6日で臨んだマウンド。初回の14球はオール直球を投じ無失点に。二回も全て直球を投じた。厚沢投手コーチは「先のことを計算しないでプレーボール1球目から全力でいけている」と評価した。
女子の小学生アナは打のヒーロー、佐藤賢に「最近は内野と外野との出場で難しいところはありませんか」と"台本"通りとも思える質問を、自分の言葉のように話した。これに対し、佐藤賢は「試合に出られる喜びの方が強いんで頑張っています」と真摯(しんし)に答えた。
日本ハムが1点差を守り5連勝。今季初の同一カード3連勝で、勝率を5割に戻した。
ファーム情報
2回に捕逸で失点すると、3回無死一、二塁では岩村に右中間へ特大の3ランを許した。途中、ヤクルトファンからも「佑ちゃん頑張れ!」の声援とともに拍手を送られるなど、屈辱のマウンドとなった。
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