朝刊(6/5):大谷5回1失点で5勝目、打線もマエケン攻略
今朝のスポーツ紙も、大谷の160キロについての記事が多かったですが、前田健太を攻略して一気に5得点した打線についての記事も出ていました。
今日は移動日で、明日から横浜戦です。敵地で連勝してほしいですね!
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持ち前の懸命さで、つまずいた。2回にエルドレッドに先制ソロを献上。1点を追う5回、先頭打者で前田のチェンジアップを強振。中前への幸運なテキサス二塁打で好機を演出した。犠打後に三塁へ進み、中島の左前打で猛烈なスライディングで生還した。ただ左足首外側靱帯(じんたい)の軽度の捻挫により、大事をとって降板した。一挙5点の逆転劇の伏線になり、二刀流フル稼働で5勝目も、無念の幕引きになった。
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日本ハム栗山英樹監督が広島前田の心意気に、感謝。打者・大谷との対戦では基本的な球種をすべて披露。打者では、投手・大谷との対戦で150キロ超の直球にフルスイングで応戦した。「普段は打撃練習をあまりしていないはずなのに。大谷に(投打)2つやる意味を見せてくれた」。
規格破りは、大谷だけじゃない。中田が超ド級のワンシーンを見せつけた。7回。捉えた直球141キロは一直線に上昇。打球は三塁ベース真上付近の天井パネルを揺らした。打球を見上げながら二塁へ向かったが、落下球は中堅手が捕球し記録は中飛。破格のパワーに観衆は沸き上がった。
ドジャースの大慈弥スカウトは「僕らのガンでも99マイル(約159キロ)でした。すごいですね」。球速が出やすいといわれる札幌ドームだが、メジャー仕様のスピードガンでも同等の数字をたたき出していた。
栗山監督は「条件がそろえばいつか出る」と言っていた。その条件がそろった。球界を代表するエース・前田健との初めての投げ合い。「点数も入りづらいと思ったので最初から力を出し切るつもりでいった」。初回から150キロ台を連発。高めが伸び、打者を押し込めているのが分かった。加えて北海道で記録した異常な猛暑。「夏に向け切れが出てきた」という。心技体がそろって160キロは生まれた。
先頭の3回は3球ファウルで粘り、最後は156キロに空振り三振。5回の第2打席は右直だったが、153キロに快音を発してみせた。「投手としてあれだけ速い球を投げるのは魅力的。投球を初めて打席で見るのも楽しみ」。戦前の言葉を思えば、剛速球を体感したことが興味を力みに変化させたのかもしれない。
日本ハム・大谷が初回に自己最速の160キロをマークし、5回1失点で5勝目を挙げた。球速160キロ以上を計測した投手はプロ野球5人目で、日本人では10年由規(ヤ=161キロ)に次ぎ2人目。由規は先発で敗れており、160キロ以上を投げて勝利投手となったのは大谷が初めてだ。
【日本ハム】大谷、160キロ!プロ史上3位タイでマエケンに投げ勝った
160キロを捕球した女房役・市川は、昨年まで在籍した巨人時代に受けたことがある2人の助っ人投手を引き合いに出して、大谷の能力の高さをたたえていた。春季キャンプ中、ブルペンで初めて大谷の球を受けた後、「クルーンやマシソンと同じように球が急に大きくなるイメージだった」と話していた。最速記録に名を連ねる助っ人並みの能力が、この試合で発揮された。
今季交流戦初の同一カード連勝で、貯金を「2」とした。マエケンとのエース対決を制した大谷の力投はすさまじかったが、中島、西川、近藤の若い3人で試合を決定づけたことも、チームにとっては価値がある。
日本ハム・中島&西川でマエケン攻略「若い力で逆転したかった」
0-1の五回一死三塁から日本ハム・中島が同点の左前適時打。オリックス・金子を得意とするなど"エースキラー"の異名を持つ23歳は「前進守備でしたし、バットに当てれば抜けると信じてました。(期待に)応えられてよかったです」。
10代で2桁奪三振を2度以上記録したのは、ロッテ・唐川侑己(3度=2008年1度、09年2度)以来で、日本ハムの投手では東映時代の森安敏明(4度=1966年1度、67年3度)以来47年ぶり。
手応えを感じて、思わず後ろを振り返った。一回二死から投じた丸への5球目。大谷は外角高めの快速球で空振り三振に斬った。右翼席上方の電光掲示板に「160キロ」。表示を確認し、涼しい顔でベンチに戻った。
五回の前の打席では左前適時打を放ち、気をよくして打席に入った七回1死。永川勝の直球を高々と打ち上げた。打球は天井を直撃。丸がよろめきながらも捕球し中飛となった。「チームが勝てばいい」と言う主砲は、笑顔で球場を後にした。
尊敬する広島・前田との初めての投げ合いで剛球を披露。160キロ到達はヤクルト・由規以来日本人2人目だ。スタンドの余韻が冷めやらぬ中、淡々とベンチへと下がった。「手応えはありました」と胸を張って答えたのは心憎いばかりだ。
160キロ!大谷「真っすぐで空振りを取ることがテーマだった」
大谷は「真っすぐで空振りを取ることがテーマだったのでその点では良かった。本塁打は一番やっちゃいけないと反省していますがカーブを要所で使えて比較的納得いく球が多かった」と5月13日の西武戦以来の5勝目に安堵していた。
5回で10奪三振。五回の攻撃では前田が崩れるきっかけとなる二塁打。本塁突入で左足首を傷めなければ、どれだけの快投を見せてくれただろう。当たり前のように150キロ台後半を連発する大谷について、栗山監督は「(160キロは)時間の問題だった」としつつ「球速を競う競技ではない。先制点を与えたことを意識しなきゃいけない」と注文した。
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